空き家で火災が発生したという内容のニュースを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
しかし、人が住んでいない空き家でなぜ火災が発生するのか理解している方は少ないでしょう。
そこで今回は、空き家で火災が発生する理由や、空き家の電気管理について解説します。
ぜひ参考にしてください。
□通電している空き家ではなぜ火災が発生する?
空き家で火災が発生するのは、漏れた電気に燃えやすいものが接触することが原因です。
回線そのものが劣化していたり、住み着いたネズミがかじったりしてしまった場合に、屋内の電気回線がむき出しになってしまいます。
その結果、火花が常に出続ける状態になるため、可燃物に触れると発火してしまうのです。
また、火花が発生している部分に雨漏りを原因とした水分が触れると、火花の勢いはさらに増します。
すると、回線を覆っている被膜が熱で溶けて発火する現象が起きてしまいます。
一般的な回線の耐用年数は30年から40年程度ですので、ある程度築年数の経った空き家では漏電していないかチェックすることが大切です。
□空き家の電気管理について
空き家は誰も住んでいないため、電気を通す必要はないと考える方も多いでしょう。
しかし実際、適切に管理するためには電気が必要です。
掃除をする際には掃除機を使用しますし、照明をつける必要もあります。
このように、空き家管理には電気が必ず必要になるため、電気の契約は解除しない方が良いでしょう。
ただし、24時間電気を通さなければいけないものがない場合は、ブレーカーを切っておくことがおすすめです。
そうすることで、電気を通しながらも漏電することはなくなります。
紹介したように、空き家では漏電が原因となって火災が発生してしまうため、ブレーカーを切っておくと安心でしょう。
また、管理する上では害獣対策も欠かせません。
人の住んでいない空き家にはネズミが住み着くことが多く、それが原因で火災が発生することもしばしばあります。
害獣が住み着くことがないよう、定期的にチェックすることが大切です。
また、もし対処することが難しい場合には専門の会社に駆除を依頼するのも良いでしょう。
□まとめ
今回は、空き家で火災が発生する理由や、空き家の電気管理について解説しました。
空き家に電気は欠かせませんが、通電することで火災が発生する危険性もあります。
そこで、紹介したようにブレーカーを落として対応すると、安心して空き家を管理できるでしょう。