地震大国とも言われる日本において、耐震性はとても重要な家選びの基準です。
しかし、古い家であると現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。
今回は、地震の際に危険な家ともし地震が起きた時どうすれば良いのか、その対処法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□地震の際に危険な家の特徴とは?
現在の建物は、すべて建築基準法の中にある耐震基準の項目をもとにして作られています。
しかし、耐震基準は何度か改正されているため、古民家のような歴史のある建物は今の法律に適していないことがあります。
現在の法律に適しているか判断するためには、古民家の耐震性を見直すことが大切です。
今の耐震基準では、震度7以上の地震でも倒壊しない建物であることが条件です。
この耐震基準は、1924年に建築物法に追加され、1950年を期限に新建築基準へと変化しました。
現在でも従来の建築基準のまま残っている建物も多く存在するため、劣化が進んでいる古い家は地震にも耐えられる強度を持っているか入念な確認が必要です。
□古い家で地震が起きたらどうする?
*リビング
リビングにいる時は、安全な場所へ避難する必要があります。
学校の避難訓練で机の下に隠れるよう教えられた方は多いと思います。
しかし、実際には大地震が発生した場合、建物の下敷きによって亡くなる人の割合は死者全体の8割を超えることもあります。
*キッチン
キッチンは、地震発生時に火災の原因になりやすい場所です。
ただし、だからと言ってキッチンから離れている場所にいるにもかかわらず、身の危険を冒してまで火を止めに行く必要はありません。
特に、キッチンには包丁や重い調理器具などの危険な道具が多くあります。
地震が起きた時はなるべくキッチンから離れることを意識しましょう。
*2階
2階にいる場合は、家から無理に脱出しようとせずにその場にとどまることが安全な場合もあります。
特に揺れが激しい場合は、脱出を試みている間に家の下敷きになって身動きが取れなくなる可能性があるため、かえって2階にいた方が生き残れる確率が高くなることもあります。
□まとめ
今回は、古い家に着目し、地震が起きた際に危険な家の特徴と地震が起きた際の対処法についてご紹介しました。
古い家であってもリノベーションやリフォームなどの工事を通じて耐震補強をすることも可能です。
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